[soudan 15608] 代表取締役の妻(使用人)の給与
2025年11月10日

税務相互相談会の皆さん

下記について教えて下さい。


【税  目】

法人税


【対象顧客】

法人


【前  提】

A社は買取専門店10社を経営している。

A社の当期は、5期目である。

A社は、11月決算である。

A社の社員は、代表取締役B氏、

B氏の妻C氏(使用人)、社員10人である。

C氏は、経営に従事していない。

社員10人は、B氏とC氏とは血縁関係はない。


A社の1~4期目の税引後当期純利益は以下の通りである。

 1期目 △500万円

 2期目 △400万円

 3期目 △300万円

 4期目 △200万円


A社の当期(5期目)の税引前当期純利益の見込みは、

5,000万円を見込んでいる。


B氏の過去の役員報酬は、以下の通りである。

 1期目 480万円

 2期目 480万円

 3期目 480万円

 4期目 480万円

 5期目 1,800万円


C氏の過去の給与は、以下の通りである。

 1期目 120万円

 2期目 120万円

 3期目 120万円

 4期目 120万円

 5期目 480万円(期首から月額10万円から40万円に増額した)


C氏の勤務時間は、1期目から現在まで、週1日の休みで、

1日8時間、年間おおよそ2,500時間である。

社員10人は、店舗の販売員であり、各店舗に1人配置されていて、

自分が担当する店舗の粗利に応じて、毎月歩合給が支給されている。


C氏は、事務員のため、歩合給がなく、毎月固定給のみである。

R7年11月において、C氏のみ決算賞与を200万円支払う予定である。


C氏のみ、決算賞与を支払う理由は以下の通りである。

 ・社員10人は、毎月の業績に応じて歩合給を支給しているが、

  事務員であるC氏は固定給のみであり、C氏の功績に報いるため。

 ・C氏は1~4期目は、年間2,500時間も働いてきたが、

  それに対して、年間120万円の給与しかもらってこなかったので、

  C氏の過去の功績に報いるため。


C氏のみ、決算賞与を支払うことについては、

就業規則等の社内文書で明文化していない。


C氏の5期目の給与は、年間680万円になる予定だが、

同業他社と比較して不相当に高いものとは言えないと考えている。

C氏と同じ働き方をしている社員は、A社にはおらず、

社員10人の平均給与は、600万円である。


【質  問】

①C氏のみ、決算賞与を払うことを理由に、

C氏の決算賞与が否認されるリスクはありますか?


②C氏の5期目の年間給与680万円は、

C氏の過去の功績も含めて、不相当に高いかどうかの判断をしてもらえますか?

または、当期の勤務時間・業務内容・能力等により、

同業他社との使用人給与との比較になりますか?


※②についての補足説明です。

C氏の1~5期目の勤務時間合計は、

おおよそ12,500時間となりますが、それに対して、

C氏の1~5期の給与総額は、11,600,000円となり、

時給換算すると928円となり、最低賃金くらいのレベルです。


【参考条文・通達・URL等】

法人税法第36条



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