[soudan 14051] 残余財産確定事業年度の欠損金の繰り戻し還付及び残余財産の分配について
2025年9月18日

税務相互相談会の皆さん

下記について教えて下さい。


【税  目】

法人税


【対象顧客】

法人


【前  提】

A社は12月決算の法人(資本金6千万円)で、令和7年9月30日付で解散をします。

解散事業年度(令和7年1月1日~令和7年9月30日)においては、

所有不動産を売却し、多額の売却益が生じたため、法人税や事業税等が発生しました。


令和7年10月1日から清算事業年度が始まり、

令和7年12月中頃に残余財産を確定し、

12月下旬に残余財産の分配する予定です。

清算事業年度においては、解散事業年度で生じた事業税の納付や

清算費用等が発生するため、欠損金が生じます。

そこで、清算事業年度で欠損金の繰戻し還付請求を行います。

なお、青色欠損金、期限切れ欠損金の適用はありません。

残余財産確定時の状況が次の場合とします。

現金預金 10,000/資本金等 6,000

        /利益剰余金 4,000

法人税等の繰り戻し還付税額1,000


【質  問】

質問1

今回のケースにように、残余財産の確定の日後に清算事業年度の

確定申告(最後)で「欠損金の繰戻し還付請求」を行う際に、

残余財産には、還付される法人税等や還付加算金を

未収税金等として含めて計算をするのでしょうか。

どのような取扱いになるのでしょうか。


質問2

清算事業年度の確定申告(最後)で「欠損金の繰戻し還付請求」を行った際に、

法人税等の還付は後日に還付入金となりますが、残余財産の分配は諸事情により、

令和7年12月末までに行う場合、その時の分配額は法人税等の還付予定額を

含めた額として計算をし、還付される金額分は未払状態としておいて、

後日還付入金後に精算することは可能でしょうか。

分配金 11,000/現金預金 10,000

        /未払金  1,000

還付入金後

未払金 1,000 /現金預金 1,000


それとも、法人税等の還付予定額を含めない額を分配し、

法人税等の還付分は、還付入金が行われた時点で分配(2度目の配当)

となりますでしょうか。

分配金 10,000/現金預金 10,000

還付入金後

分配金  1,000/現金預金 1,000


【参考条文・通達・URL等】

No.5763欠損金の繰戻しによる還付(国税庁)



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