[soudan 11576] 小規模宅地の特例の適用について(特定居住用宅地等)
2025年6月11日

税務相互相談会の皆さん

下記について教えて下さい。


【税  目】

相続税・贈与含む(井上幹康税理士)


【対象顧客】

個人


【前  提】

被相続人:父a

相続人:子b


①土地Aはa,bの共有で持分は2分の1ずつ

②土地Aの上に区分所有登記をした建物B,Cがあり

 B,Cは独立した玄関があるが、建物内部では往来可能

④区分所有建物B,Cはともにbの所有

⑤aは建物Bに居住で、bは建物Cに居住

⑥aとbは別生計

⑥地代の収受はなし


【質  問】

①Bが取得する土地Aの持分2分の1について以下の理由から

 小規模宅地の特例の適用は不可能と考えますがいかがでしょうか?


・建物が区分所有建物のためaとbは別々の住宅に住んでいるとみなされ

 「bの居住部分の敷地」については、「aが居住していた土地」にはふくまれないため、

 「特定居住用宅地等の特例」の対象にならない。


・「a居住部分の敷地」は、「aが居住していた土地」とはなりますが、

 区分所有の場合、各世帯が、別々の住宅に住んでいるとみなされ、

 bは被相続人の「同居親族」とはみなされず、「非同居親族」と取り扱われる。


 「非同居親族」の場合は「家なき子要件」を満たす必要がありますが、

 bは区分所有建物を保有するため、「特定居住用宅地等の特例」の要件を満たさないことになる


②仮にaとbが生計一の場合には、区分所有建物であってもaがbの建物で生活をしている実態等が

 ある場合は、「aの居住用」かつbは「同居親族」に該当し、特定居住用宅地等の

 特例の適用(父の居住用部分のみのため相続する持分2分の1のさらに2分の1部分)が

 可能と考えますがいかがでしょうか?


【参考条文・通達・URL等】

なし



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